イヤイヤからの伸びあぐね
今日はブルトガング号の訃報が届き、胸を痛めています
【非常に残念なお知らせです】
— netkeiba.com (@netkeiba) 2019年7月9日
グランアレグリアの全弟で、6月22日の新馬戦を完勝した #ブルトガング が安楽死となりました。
7月7日から横になったままの状態が続いており、現時点で原因は特定できていませんが"頚椎狭窄による腰萎"の可能性が高い、とのことです。https://t.co/bqeAZhfL1d
彼は育成時代から前評判が非常に高く、見栄えもして「これぞ良血」と素直に感じる素晴らしい馬でしたね
先月のデビュー戦でも圧倒的人気に応え快勝した矢先のできごとで、クラシック戦線での活躍を確信されていたであろう出資者のみなさまをはじめ、関係各位のお気持ちは察するに余りあります
自分は出資者ではありませんが、彼のポテンシャルの高さを感じ、各POGでも指名させていただいていました
サラブレッドたちが無事に育成を終え、無事にレースに出て走り終えるサイクルを繰り返し続けていくことは、決して簡単なことではありません
これは競馬歴が長くなっていくのと比例して知らず知らずのうちに見落としてしまいがちな部分で、ブルトガングはそんな自分に初心を教えてくれました
ブルトガング号のご冥福を心よりお祈り申しあげます
それでは先週末に出走した出資馬レースレビュー🐴
まずはシルクHC編として、インヘリットデールのレースについて振り返ってみます
インヘリットデール
5歳 牝[2勝クラス]
栗東・高野友和厩舎
父:ルーラーシップ
母:フサイチエアデール
2019.07.08 レース結果
7/7(日)中京10R 有松特別〔芝1,600m・15頭〕5着[3人気]
まずまずのスタートを切りますが、行き脚が付かず促しながらの追走となります。徐々にポジションを押し上げて行き、最後の直線で追い出しに掛かると、ジワジワ脚を伸ばしましたが、僅かに届かず勝ち馬とは0.2秒差の5着に敗れています。
川田将雅騎手「跨った瞬間に急にスイッチが入り、馬場入りをゴネてなかなか進んでいかず、返し馬でも自分から進んで走って行こうとする気持ちが見られませんでした。レースも同じで、促しながらやっと流れに乗っていくことが出来たぐらいでしたし、勝負どころで追い出しに掛かるとフォームが上擦って推進力に欠けた走りでした。そんな中でも5着に来るぐらいですし、ポテンシャルの高い馬なのは間違いないので、気難しさをどう改善していけるかに尽きますね」
担当助手「パドックでは大人しくしていますが、ジョッキーが跨るとスイッチが入ってしまうために、後出しで地下馬道を出てから川田騎手に跨ってもらいました。パドックから地下馬道を歩いている間は落ち着いていましたが、ジョッキーが跨った瞬間に気難しさを出して、馬場に入るのを嫌がってしまいました。返し馬も自分から進んで走って行こうとしていませんでしたし、走りに対して嫌気が差しているような感じでした。ジョッキーの話ではレース中も同じような感じだったと言っていましたし、力をしっかり出し切っていない感じですね。それでも大きく負けていないですし、力があるのは分かっているだけに、何とか改善出来るようにしていかないといけませんね。今後についてはトレセンに戻って調教師に状態を見てもらってから検討することになっています」
2019.07.04 出走情報
7/7(日)中京10R 有松特別〔芝1,600m・16頭〕54 川田将雅 発走15:00
2019.07.03 所有馬情報
在厩場所:栗東トレセン
調教内容:3日に坂路コースで追い切り
次走予定:中京7月7日 有松特別〔川田将雅〕高野友和調教師「3日に坂路で追い切りました。小豆島特別を取り消しになった後は有松特別を目標に仕上げ直しましたが、予定が延びた影響もなく順調に進めることが出来ました。追い切りの動きから、むしろ調子は良くなっていますし、良い仕上がりでレースに向かえそうです。1,600mに距離を詰めた鎌ヶ谷特別では、外枠で外々を回る厳しい展開でもありましたし、その中でも最後まで頑張ってくれたと思います。好位でロスなく立ち回って直線で抜け出す競馬が理想と考えているので、上手くその形に持っていけるかどうかがカギになりますね。ここまでお待たせすることになりましたが、良い結果を出せるようにレース当日までしっかり調整に努めていきたいと思います」
2019.07.03 調教タイム
助 手 7/3(水)栗坂良 53.1- 38.4- 24.9- 12.3 一杯に追う
マジストラル(古馬1勝)叩一杯を0.2秒追走0.1秒先着
グリーンカル事件の影響で出走が3週延びてしまいましたが、更に乗り込めたことがデールにとって追い風が吹いているんじゃないかと除外後の調教から感じてたんですよね⤴︎
そんな流れの中で、今走では3歳12月以来となる勝ち星を掴んでくれる可能性も大きいのかなという手応えをもってのテレビ観戦でした
しかし、馬場入り時からデールのメンタル面に大きな問題が生じます⤵︎
馬場入りを嫌がってみたり、スタート後のダッシュもイマイチで先団にとりつくまでに脚を使ってしまいました
ビュンとキレる脚は持ち合わせていない彼女にとっては、もう少し楽な感じで好位のポジションを取りたかったですね
直線入口では「勝てるかも!?」という脚を一瞬見せてくれたのですが、そこからはじわじわと追い上げるだけに留まり、流れ込んでの5着という悔しい結果に終わりました(´・ω・`)
レース後コメントからは、走ることが嫌になってしまっている様子が伺えます
勝てなかったことよりも、こうした精神的な問題が出てしまったことが今後に向けての不安材料で、とても心配です⤵︎
これがたまたま今回だけの一時的なものなのか、あるいは牝馬特有の難しさも発現しての長期的なものなのかはわかりません
5歳牝馬のデールにとって、現役でいられる残り時間はただでさえ刻々と少なくなってきていますから、今後に引きずらないことを願うばかりです…!!
「除外の影響で追い切り本数が増えたことによって、日曜のあの時間はデール的に全力走りする気分になれなかっただけ」だといいんですけどね(^-^;
ただ今回のレースでも5着入着を果たしてくれたデールさん、獲得金累計8,000万を突破しました✨
出資金に対する回収率も367%まで上昇⤴︎⤴︎
驚くべきは、ここまで17戦走って掲示板を外したのがわずかに1回ってこと(・∀・)
8着内入着率に関しては驚異の100%!!!!
デビューも遅かったし、4歳時にはトレッドミル事故による長期休養もあったのですが、そんな中でも地道に出走を重ねつつ、いつも堅実に賞金をゲットしてきてくれる彼女はホントに出資者孝行です🐴
自分にとってデールは大切で大好きな馬ですし、できれば来年春の引退まで現役生活を全うしてもらいたくて、彼女の走る姿をまだまだ見ていたいというのが正直な気持ちです
なんとか立て直せるように高野厩舎のみなさま、気難しいデールさんのケアをよろしくお願いします!!
それではまた!
me ke aloha pumehana
※このブログではローレルクラブならびにシルクホースクラブのホームページ掲載情報から転載許可をいただき記事にしています
また、ノルマンディーオーナーズクラブについてはクラブに事前連絡を行いホームページ掲載情報を一部引用させていただいております
※2019年3月27日以前の過去記事については、お手数ではございますが旧ブログリンクからご覧ください
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