ローレルツアー2019 ③ (当歳1〜3)
先日自分が参加してきた2019年ローレルクラブ募集馬視察ツアーのレポートをお届けします🐴
前回まではツアー全体の流れを時系列でまとめましたが、いよいよ今回から各募集馬についてより詳しく掘り下げていきますね
まずは当歳募集馬編です٩( ᐛ )و
※関係者コメントについては、当日急いで書き残したメモを元に編集した内容であり、正確なものではないことを予めご了承くださいませ
※また、これから書いていく募集馬に対しての評価は、あくまで僕個人(←ド素人)の感想にすぎませんので、参考程度にお読みください
募集馬名
01 アラフネ19
父 ドレフォン
母父 クロフネ性別 牡 毛色 栗毛
2019年3月11日生まれ総額 1,500万円
総口数 500口 一口 30,000円生産者 アラキファーム
血統情報:5代血統表|_________|JBISサーチ(JBIS-Search)
関係者コメント
「(勝ち上がれなかった半姉)アランチオーネのリベンジをこの馬で。競馬には450〜460kgくらいで行けると思う。母は気性がうるさく、本馬もテンションは高め。気が強い面がある。」
調教師コメント
「いかにもスピードを秘めていそう。足元もよく、血統面でも魅力を感じている。」
AMANISTA的配合分析
父と母の血統構成が似通っている父母相似配合で、それもBCスプリントを優勝して2016年全米チャンピオンスプリンターに輝いたドレフォンに対して、アラフネも2歳オープンと古馬1600万を勝っているという、優れた競走成績を持った親同士の掛け合わせなので信頼性は高い
母は芝で実績を残したが、Mr.ProspectorとNureyevとRobertoの「砂の黄金トライアングル」を内包していることに加え、本馬は父方にEight ThirtyとIn Reality(War Relic3×3)、母方にフレンチデピュティが持つGood ExampleにEight Thirtyと、ダート向きの強力なパワーを色濃く伝えるWar Relic≒Eight Thirty≒Good Exampleのニアリークロスも絶妙に脈略・累進させている好配合です
ダート短距離を主戦場とし、スピードとパワーを武器に早い時期からの活躍が期待できそう🐴
実馬を見た感想
展示中はかなりチャカチャカしていて煩いところを見せていました
もっともまだ当歳馬ですから、大勢の人間に囲まれる慣れないシチュエーションに少なからず動揺していた部分もあったはずで、適性的にもおとなしすぎるよりは気が強いくらいの方がいいと思います!
この仔は元々配合的にマークしていた募集馬でしたが、リズミカルな歩様も好感だったので自分は正式に出資を決めました(・∀・)
募集馬名
02 ウーマンインレッド19
性別 牡 毛色 鹿毛
2019年5月17日生まれ総額 1,500万円
総口数 500口 一口 30,000円生産者 対馬正牧場
血統情報:5代血統表|_________|JBISサーチ(JBIS-Search)
関係者コメント
「ライオンボス同様に期待できる。最終的には500kg以上になるのでは?今年生まれの中ではこの馬が一番良かったのでクラブに出した。期待に応えてくれるはず。」
調教師コメント
「(牧場訪問時)すごく元気がよくて、掴まらなかったです(苦笑)」
AMANISTA的配合分析
母ウーマンインレッドは名血Sex Appealから脈々と繋がれてきた牝系の出身
Sex AppealはBusanda≒Mr.Busherの3/4同血クロス(War Admiral×La Troienne) 2×3 由来の強烈なパワーを子孫に伝えている
母ウーマンインレッドの母父母My CharmerもStriking=Busherの全姉妹クロスを持つので、母は牝祖Sex Appealが構成する血脈を強調・累進した血統構成となっています
同じように父ホッコータルマエもトライマイベストの母がSex Appealなので、本馬においては直接Sex Appealがクロスされることになり、加えてCherokee Runが内包するBetter Self≒Blue Eyed Momoのニアリークロスも同じWar Admiral×La Troienneの組み合わせ
こういった配合どおりのパワーを遺憾無く活かすという意味でも、本馬は牡馬に生まれたことがプラスのはず
また、父タルマエがセールスポイントとした機動力や器用さは母父Cherokee Runの持つRed God≒Drone由来と考えられますが、母ウーマンインレッドもHalo 3×5であり、本馬の代ではRed God≒Drone≒Halo 6•6×4•6 と父の長所も強調する仕掛けが施されています
“千直のスペシャリスト” ライオンボスの半弟ですが、こちらはお父さんのように中距離ダートを得意としそう
積極的に前目を進んで、コーナーワークを利して立ち回っていくイメージです🐴
実馬を見た感想
5月生まれということもありまだ幼く、これからの成長に期待したいですね
展示では大人数に囲まれてもそんなにカッカせず、おっとりした性格に感じたので、遅生まれのハンデを克服してくれればダート戦線で楽しみ!
自分はアラフネ19に続いてこの仔への出資も正式に決めました(´ω`)
募集馬名
03 ダンシングロイヤル19
父 モーリス
母父 サクラバクシンオー性別 牡 毛色 栗毛
2019年3月31日生まれ総額 1,800万円
総口数 200口 一口 90,000円入厩予定 美浦・新規開業予定
生産者 村上欽哉牧場
血統情報:5代血統表|_________|JBISサーチ(JBIS-Search)
関係者コメント
「イイ馬だと思います」
調教師コメント
予定の新規開業厩舎はどこになるか実はほぼ決まっているそうで、その調教師さんについて微笑ましい内容のプロフィール紹介がありました
厩舎名はクラブからの正式発表をお待ちください!
AMANISTA的配合分析
世界のマイル王モーリスと日本が誇る名スプリンター・バクシンオーの組み合わせという、いかにもスピード能力の高そうな配合
そしてサンデーサイレンス4×4にノーザンテースト4×5と、日本競馬の象徴とも言える血脈を積極的にクロスしています
母ダンシングロイヤルは晩年こそ奮わなかったものの、早期にJRA2勝を挙げた快速馬でした
勝ち鞍は中山芝1200と東京芝1400で、いずれも逃げ切り勝ちを収めています
本馬もおそらく両親同様に芝コースで走ることになりそうですが、モーリス産駒には「本当に良くなるのは古馬になってからになりそうだ」という馬産地評価もあるようですから、無理せずじっくり進めていっても良さそうです
この仔はノーザンテーストクロス持ちでもあるので、成長力に期待できるでしょう🐴
実馬を見た感想
キレイな栗毛の馬体には程良い筋肉が備わっていて、繋ぎの感じも自分の目にはスクリーンヒーローらしさが出ているように映りました!
放牧地へ放すところも見せていただいたんですが、すごくバネを感じさせる動きをしていたのが印象的です✨
今のところ血統通りの良さがしっかりと出ているのではないかと思います
とりあえず今日のところはここまで!
早めに続きを書けるようにがんばります
他の会員さんのツアーレポートと少しは違う色を出さないとって思って配合分析なんか加えてみたせいで、すんごく手間が掛かることになってしまいました(・∀・) ←完全に自爆
それではまた!
me ke aloha pumehana
※このブログではローレルクラブならびにシルクホースクラブのホームページ掲載情報から転載許可をいただき記事にしています
また、ノルマンディーオーナーズクラブについてはクラブに事前連絡を行いホームページ掲載情報を一部引用させていただいております
※2019年3月27日以前の過去記事については、お手数ではございますが旧ブログリンクからご覧ください
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