ローレルツアー2019 ⑤ (当歳7〜9)
先日自分が参加してきた2019年ローレルクラブ募集馬視察ツアーのレポートをお届けします🐴
今回は当歳募集馬編その3です٩( ᐛ )و
※関係者コメントについては、当日急いで書き残したメモを元に編集した内容であり、正確なものではないことを予めご了承ください
※また、これから書いていく募集馬に対しての評価は、あくまで僕個人(←ド素人)の感想にすぎませんので、参考程度にお読みください
募集馬名
07 ストリートキャット19
性別 牝 毛色 鹿毛
2019年4月7日生まれ総額 600万円
総口数 200口 一口 30,000円生産者 タバタファーム
血統情報:5代血統表|_________|JBISサーチ(JBIS-Search)
関係者コメント
「まずは募集額の安さがセールスポイント。全兄(現2歳のレディオマジック / 今年7月に中京芝1400の新馬戦でデビューし、0.4秒差の6着)とはまたタイプが違う印象。今は成長期で馬体のバランスが良くないが、もう少しすればだいぶ良くなるはず。馬場適性に関しては走ってみないとわからない(笑)」
調教師コメント
ごめんなさい…メモが残ってませんでした(・Д・)
AMANISTA的配合分析
コマーズ牝系の母ストリートキャットはミスプロ系同士の同系配合で、Mr. Prospector 3×4にNorthern Dancer 4×5を持ちます
そこにステゴ産駒フェノーメノを配された本馬はサンデーサイレンス 3×4にDanzig 4×4
Danzigについてはデインヒルとコマーズが共にBuckpasserを抱えているので、デインヒル≒コマーズ 3×3というニアリークロスになっていますね
そしてFlower Bowl (His Majestyの母)がDanzigと密接に脈絡しているのが素晴らしい!
Northern Dancerも豊富に持っているので、本馬においてはデインヒルの重厚なパワー資質がONになっている可能性がかなり高いはず
加えてサンデーの濃いクロスもあるので、サンデーらしさとデインヒルらしさがバランスよく発現してくれれば、600万という安価での募集ながら一発長打も期待できそうです
クロスの濃さ故に気性面や健康面の弊害が出ないかといった部分に心配はありますが、この貪欲な配合が吉と出るかもしれません🐴
実馬を見た感想
一言で言うと雰囲気のイイ馬でした!
展示中もお利口にしてくれてましたし、表情も愛くるしくてかわいかった(´ω`)
デインヒルを強調したフェノーメノ産駒というと、字面からは重そうなイメージがあります
ただ母はサンデーだけでなくミスプロクロスも内包しているので、母系からスピード要素を上手く取り入れられているといいですね
なんといっても募集額の安さです…!!
セリが活況で馬の価格が上がっている昨今、600万募集だなんて相当リーズナブルな価格設定⤴︎
この後の全兄の活躍次第では、同じように600万で募集され先日満口となったジョディーズロマン18と同様に、早期の満口もありえるかもしれませんね(・∀・)
募集馬名
08 ムーンエクスプレス19
性別 牝 毛色 鹿毛
2019年4月7日生まれ総額 1,800万円
総口数 200口 一口 90,000円入厩予定 栗東・鈴木孝志
生産者 坂牧場
血統情報:5代血統表|_________|JBISサーチ(JBIS-Search)
関係者コメント
「(当初は)売ることも考えていたが、(鈴木孝志)先生が「どうしてもやりたい」とのことだったのでクラブへ。価格が高くなってしまったのもそのため。」
調教師コメント
「404kgで勝ち上がった母より二回り程大きい。皮膚が薄く、母の長所を受け継いでいる。」
AMANISTA的配合分析
ローレルクラブ所属馬として、GⅠ・阪神JF 4着をはじめ重賞戦線でも見せ場を作った活躍馬ムーンエクスプレスの初仔で、父に配されたのはドバイを制したハーツクライ産駒ジャスタウェイ
ハーツクライとジャスタウェイ親子は共にトニービンらしさを色濃く受け継いでいて、その“トニービンらしさ”の核をなすナスペリオン血脈(NasrullahとHyperionの組み合わせ)をどう刺激するかという点がこの父系を配する上での大きなポイントでもあります
ジャスタウェイはHornbeam≒Bushel-N-Peck 5×3というナスペリのニアリークロスを内包していますが、母ムーンエクスプレスはフォーティナイナーのところに入るCourtesyがナスペリオンですからこのポイントに一致
また、本馬はサンデーサイレンス 3×4のクロスも施されており、このサンデークロスがどのような形で発現してくるかどうかも注目したいですね!
当然この仔も芝向きの適性を持っているはずで、母が歩んだのと同じような路線での活躍が期待されます🐴
実馬を見た感想
初仔ですが、初仔によくある馬体の小ささという懸念も少なく、当時の母よりも大きな馬体をしているそうです⤴︎
会員さんからも多くの注目を集めている血統馬ですし、実馬を見ても馬体のバランスが非常に良く感じたので、今後も順調に成長していってほしい!
ローレルクラブ募集の牝馬としては幾分高めの募集額ではあるものの、さすがは坂牧場さん期待の血統馬だなという雰囲気の馬で、価格に見合った活躍が期待できそうです٩( ᐛ )و
募集馬名
09 ケイアイメルヘン19
性別 牝 毛色 鹿毛
2019年2月19日生まれ総額 1,000万円
総口数 200口 一口 50,000円生産者 リコーファーム
結果表示|架空血統表|トピックス|JBISサーチ(JBIS-Search)
関係者コメント
「母は気性が激しいが、従順でおとなしいところは兄に似ている。スピードがありそう。」
調教師コメント
「歩くリズムが良い。牝馬でカラダのラインがキレイなので芝で。」
AMANISTA的配合分析
ローレルクラブ所属でJRA通算4勝をあげている現役馬ローレルリーベの半妹です
父がカネヒキリからキンシャサに替わったので、本馬とリーベは約3/4同血という関係
リーベはダート1700〜1800のスペシャリストですが、妹の方はキンシャサ牝駒なのでおそらくもう少し短い距離適性にシフトするでしょう
母ケイアイメルヘンはJRA 4勝の実績を持ち、勝ち鞍はすべてダートで挙げていますが3歳春に挑戦した桜花賞トライアル・チューリップ賞では逃げて見せ場を作りました
母はNorthern Dancer 4×4なので、5代アウトのキンシャサとは好相性です
自身はNorthern Dancer 5×5•5の他に、Pleasant Colony≒File 3×4という鮮やかなニアリークロス(Ribot、Hyperion、Double Jay、Princequillo、Nasrullahなどが共通)を持っていることが大きな特徴!
現役時はもちろんのこと、いずれ繁殖に上がってからも楽しみな募集馬ですね🐴
実馬を見た感想
お母さんはローレルクラブ提供牧場さんの村田牧場生産馬なんですね(・∀・)
本馬は性格も良さそうですし、お兄さんがクラブ所属馬として実績を残してくれているので、配合が似ているこの仔にも安心感があります
2月生まれでもあり、芝ダート兼用のスピードタイプとして早期からの活躍を期待できるでしょう
東京の千四あたりが好走ゾーンかなと勝手に妄想しています笑
個人的にPleasant Colony≒File 3×4がすごく魅力的!!
以上でローレルクラブツアーレポート・当歳馬編はおしまいです
当歳馬全体を通して見ると「好配合の馬がホント多いなー!!」という印象でした⤴︎
ローレルクラブのパートナー牧場さんには、血統についての造詣が非常に深い牧場さんが多いんですよね
そして今年ラインアップされた当歳募集馬たちにおいても、各牧場さんがよく吟味して種牡馬を選定されていることを強く実感します✨
引き続き1歳馬編を書いていきますが、2歳馬や現役馬も控えていると思うとまだまだ先が長いな(^-^;
ここまで来たら投げ出さずにがんばります!!!!笑
それではまた!
me ke aloha pumehana
※このブログではローレルクラブならびにシルクホースクラブのホームページ掲載情報から転載許可をいただき記事にしています
また、ノルマンディーオーナーズクラブについてはクラブに事前連絡を行いホームページ掲載情報を一部引用させていただいております
※2019年3月27日以前の過去記事については、お手数ではございますが旧ブログリンクからご覧ください
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